そして僕はクマになる。

文学、読書、その他諸々についてまったり綴る。

クマでもわかるベルトルト・ブレヒト

はじめに。

 

演劇は好きかい?

森で楽しんでるぜ。

 

 

さてさて、今回紹介するのはブレヒト(1898-1956)さん。

 

彼の名や作品は、僕らにとってかなり馴染み深いのではないでしょうか。

 

 

ブレヒトとは?

 

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アウクスブルク出身のブレヒトは、ミュンヘン大学での学生生活のなかで文筆活動を開始。

 

1922年の夏にブレヒトは『夜うつ太鼓』を発表し、クライスト賞を受賞するなど一躍脚光を浴びます。

 

そんな彼の代表作は『三文オペラ』『肝っ玉おっ母とその子供たち』など。

 

戦時中はナチスから逃れるため亡命し、帰国後に劇団ベルリーナー・アンサンブルを設立するのでした。

 

詩人として

 

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劇作家としても有名なブレヒトですが、実は叙情詩人としても実力のある彼。

 

ブレヒトが著した詩集の中では、『家庭説教集(1926) や『流謫詩集(1943) などが有名です。

 

1918年以降に生まれた作品の抜粋である選詩集、『詩百編』(1950) もとりわけ重要なもの。

 

この詩集は戦後の混乱のさなかに大きな影響を及ぼしたのだとか。

  

作品たち

 

『バール』(1918)〜

 

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南ドイツの都市、アウクスブルクに生まれたブレヒトは、大学を卒業後に野戦病院にて勤務。

 

1918年に処女作である戯曲『バール』を執筆します。

 

この作品の主人公バールは、才能がありながらも激しい気質の持ち主。

 

彼は自分の信奉者を裏切り、その恋人を寝取っては捨て、長年付き添った友人を刺殺して破滅へと突き進みます。

 

マティアス•シュヴァイクヘーファー演じるバールもカッコいい。

 

〜『肝っ玉おっ母とその子供たち』(1939)〜

 

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1933年の国会議事堂放火事件の翌年に亡命したブレヒト

 

プラハデンマークへと移り住んだ彼は、1939年にスウェーデンでの生活を始めます。

 

そこで同年にブレヒトが書き上げたのは、戯曲『肝っ玉おっ母とその子供たち』でした。

 

物語の舞台は三十年戦争の惨禍のなかにあるドイツ。

 

商売上手な従軍商人のアンナは、悲惨な状況の中でたくましく生きていきます。

 

しかし、戦争下で生きる彼女は子供たちを次々と失っていくこととなり...

 

僕にとって大切な作家であるグリンメルスハウゼンの作品に取材したもので、ブレヒト作品の中でもとても重要なものなのです。

  

〜『三文オペラ』(1928)〜

 

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ブレヒトの戯曲の中でもダントツに有名なのが、クルト・ヴァイルが作曲を手掛けた『三文オペラ』。

 

劇中歌のメッキー・メッサーのバラードは世界的に大ヒットし、「マック・ザ・ナイフ」という名でジャズのスタンダードとして愛されることに。

 

物語の大筋は、乞食たちを取りまとめるピーチャムと、彼の娘ポーリーと恋仲にあったメッキーの戦い。

 

かつての恋人ジェニーに裏切られたメッキーは、ついに絞首刑を宣告されるが...

 

さいごに。

 

何年も前のことだけど、初めての留学中、初めてのネイティブの学生によるゼミナーに参加したとき、ひたすらブレヒト作品を読んだ覚えがあります。

 

当時は(今もだけど)作品の内容もうまく理解できないし、学生の議論も全くわからなかったな。

 

懐かしいや。

 

最後まで読んでくれてありがとう。